マッチングアプリで会った彼氏が信用できない時に疑う前に見る場所

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深夜一時。私は、消したはずのアプリをこっそり入れ直してた。
彼はもう退会したって言ってたし、実際、そんな素振りもない。
なのに指が勝手に動いて、あの検索画面を開いてる。
彼の写真が出てこなくて、ふう、と息が抜けたのに。三十分後、また同じことをしてる自分。
なにやってんだろ、私…
布団に潜っても、目だけが冴えてた。スマホの光で、指先だけがぼんやり白い。
マッチングアプリで会った彼氏が信用できないこの居心地の悪さ、なんなの?

目次

アプリ恋愛だけが背負ってる弱点

あなたの彼には、身元を保証してくれる第三者がいない

職場の人と付き合ったら、彼の評判は勝手に耳に入ってくる。
友達の紹介なら、間に立つ子が彼の素性をある程度は知ってる。
どっちも、あなたが調べなくても、他人の目がすでに彼を検証してくれてる状態。
アプリはそこが、まるごとゼロ。
彼の話が本当かどうか、確かめる手段が、彼本人の言葉しかない。
そりゃ不安になるでしょ。あなたが疑り深い女なんじゃなくて、判定材料が最初から足りてないだけ。

根が浅い鉢植えは、ちょっとの風でぐらぐらする

アプリで始まった恋って、部屋に置いた鉢植えみたいなもの。
見た目はちゃんと育ってる。花も咲いてる。
でも土が浅くて、根がまだ横に張ってない。
だから、彼の返信が二時間遅いとか、飲み会に行ったとか、その程度の風でぐらっと傾く。
問題は花じゃなくて、根の深さのほう。
不安を消したいなら、彼を疑う時間を、根を張らせる時間に付け替えるしかない。

信用できないを、二種類に割る

情報が足りない不安は、あなたが埋める側

彼が平日どんなふうに働いてるか、知ってる?
どんな友達と、どんなくだらない話で笑うのか。実家はどんな家か。
言えないなら、あなたが今抱えてるのは疑いじゃなく、単なる情報不足。
空白があると、人は最悪の絵でそこを埋める。夜中ならなおさら。
埋め方は、スマホを覗くことじゃない。彼の生活のほうに、実際に足を踏み入れること。
情報が入るほど、不安の置き場所はふつうに減っていくんだよね。

ただし、これが揃ってるなら不安のほうが正しい

ここは厳しく言うわ。
何か月経っても、家に一度も呼ばない。呼ばれもしない。
会うのが決まって平日の夜だけで、週末が丸ごと空白。
友達に一人も会わせない。写真を撮られるのを、やんわり避ける。
SNSにあなたの気配がゼロ。連絡がつかない時間帯が、毎回きれいに同じ。
これが重なってるなら、それは不安じゃなく観察結果。既婚を隠してるか、他にも同時進行がいる。アプリだから疑ってるんじゃない、行動が答えを出してる。ここだけは、絶対に見逃さないで!

私がスマホを覗いて、自分の顔にぞっとした話

証拠を探して、見つけたのは自分の醜さだった

昔の私は、完全にやってた。
彼が風呂に入ってる隙に、テーブルの上のスマホをちらっと見る。
通知だけ。中身は開いてない。それでセーフ、って自分に言い訳してた。最低じゃん。
ある夜、暗い画面に映った自分の顔を見ちゃったの。
眉間にしわ寄せて、口が への字。獲物を狙うみたいな目。
指がすっと冷たくなって、心臓がどくどく鳴った。あ、私、この人といて、こんな顔になるんだ、って。

疑ってたのは彼じゃなく、選ばれた自分のほうだった

あとから気づいた、いちばん痛い話をする。
私は彼を信じてなかったんじゃない。彼に選ばれた自分を、信じてなかった。
アプリって、何百人の中から選ぶ場所でしょ。ということは、私もその中の一枚。
私で妥協したのかも。もっといい人が出てきたら、すぐ画面をスワイプするみたいに替えられるかも。
その恐怖を、彼のせいにして、監視という形でぶつけてた。
彼の誠実さの問題じゃなかったの。私が、私に自信がなかった。それだけの話。ずきっと来たけど、認めるしかなかった。

根を張らせる、具体的なやり方

彼の日常に、目撃者を増やす

やることはシンプル。彼を、二人きりの空間から連れ出す。
あなたの友達に会わせる。彼の友達の輪に、一回でいいから混ぜてもらう。
家に行く。平日の疲れた顔の彼を見る。休日の、だらしない彼を見る。
そうやって関わる人が増えるほど、彼の嘘はつきにくくなるし、あなたの中の空白も埋まる。
アプリ恋愛に足りなかった第三者の目を、あとから自分たちで作る作業。
ここを面倒がって二人だけで完結させてると、根は一年経っても浅いまま。

確認するなら、こっそりじゃなく、一度だけ正面から

アプリ消した?って聞くの、なんか感じ悪いかな、と思ってる人。
逆。こそこそ調べるほうが、百倍こじれる。
軽いトーンで、一度だけ、まっすぐ聞けばいい。私はもう消したよ、あなたは?って。
誠実な人は、あっさり見せてくれるか、その場で消す。話が早い。
はぐらかす、逆ギレする、なんで疑うのと質問で返す。ここで全部出る。
監視を百回やるより、直球一回のほうが、判定として正確なんだよ。

不安を、追及じゃなく要望に翻訳する

友達で、これがすごく上手い子がいた。
彼女は付き合ってすぐ、彼に正直に言ったの。
私、こういう出会い方だから不安になりやすいタイプなんだよね、って。
そのうえで、疑うんじゃなく、要望の形にして渡した。だから友達に会わせてほしいし、写真も撮らせてほしい、って。
彼は、それだけ?と笑って、ぜんぶ受け入れたらしい。
浮気してる?は相手を追い詰めるけど、こうしてほしいは相手が動ける。同じ不安でも、翻訳の仕方で結果が真逆になる。ここ、盗んでいいよ。

アプリで出会ったことを、忘れる日が来る

二人だけの歴史が、出会い方を上書きする

アプリだから信用できない、っていう感覚には、実は賞味期限がある。
一緒に喧嘩して、仲直りして。体調を崩したときに看病されて。
しょうもない理由で笑い転げた夜が、何十回も積み上がって。
そのうち、どこで出会ったかなんて、関係の中でどんどん比重が下がっていく。
出会い方は、関係のスタート地点にすぎない。
そこにこだわりつづけるのは、たいてい相手じゃなく、こっちの引け目のほう。

ある日ふと、根が張ってたことに気づく

今の私の話をして終わりにするね。
去年、彼の友達の集まりに呼ばれて、私は端っこで缶ビールを持ってた。
みんなが彼の学生時代の恥ずかしい話をして、げらげら笑ってて。
その輪の中で笑ってる自分に気づいたとき、胸のあたりが、ふっと軽くなった。
あの深夜、アプリを入れ直して彼を探してた頃には、この景色は一ミリも想像できなかったなあ。
根っこは、疑う時間じゃなくて、こういうどうでもいい夜の積み重ねで伸びてた。
今夜またスマホを握りしめそうになったら、その手で、彼の予定を聞くほうに使ってみて。

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