ラーメンデートは付き合う前でも脈なしじゃない。判定は店じゃない

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初デートの行き先、ラーメン屋だった。
店の前に着いた瞬間、心の中で、ん?ってなったのは正直な話。
私、今日そこそこ気合い入れて来たんだけど。前髪も、まつ毛も。
カウンターに並んで、湯気で顔が汗ばんでいくのを感じながら、こっそり考えてた。
これって、私、軽く見られてる…? 脈なしってこと?
麺をすする音の合間に、その問いだけが回る。
付き合う前なのにラーメンデート脈なしなのか。

目次

店のジャンルで脈を測るのが、そもそも間違い

おしゃれな店イコール本気、という思い込みを外す

高級なイタリアン、夜景の見えるバー。たしかに、気合いは伝わる。
でも、そういう店を選ぶ男の動機って、本気とは限らないの。
ここに連れてけば喜ぶだろう、という、マニュアル通りの正解を置きにきてるだけのこともある。
逆に言うと、雰囲気で押し切って、中身をごまかせる店でもあるわけ。
店の値段は、彼の財布とプライドを映すことはあっても、あなたへの気持ちの量を、正確には映さない。
豪華さに安心して、肝心の相性を見落とすほうが、あとで痛いよ。

ラーメンは、取り繕う気がない距離のサインでもある

ここ、発想を反転させてみて。
ラーメンって、きれいに食べるのが難しい食べ物でしょ。
汁が跳ねる。前髪が湯気で崩れる。ずぞぞ、と音を立てる。無言になる瞬間もある。
そのぜんぶを、あなたの前でさらけ出す。彼も、かっこつけられない状態を見せてくる。
つまり、飾らない自分を見せてもいい相手、と無意識に判断してる可能性がある。
背伸びした店より、素の距離で近づこうとしてる。そう読めるケース、意外と多いんだよね。

それでも脈は出る。店じゃなく、彼の段取りに

並ぶ店を選んだなら、その待ち時間の使い方を見る

とはいえ、ラーメンなら全部脈あり、なんて甘い話はしない。判定材料はちゃんとある。
たとえば行列店。並んでる間、彼はどうしてた?
スマホをいじって放置なら、赤信号寄り。
寒くない?とか、こういう話を振ってきて、待ち時間そのものを楽しませようとしたなら、脈は青。
店の格じゃなくて、待たせてる時間をどう扱うか。ここに、あなたを大事に思ってるかがにじむ。
沈黙を埋める気があるかどうか、そこを見といて。

食べ終わったあと、そこで解散か、次があるか

ラーメンは、回転が速い。二十分もあれば食べ終わる。
だからこそ、そのあとの流れに、彼の本音が出る。
じゃ、ここで、と即解散なら、彼の中で今日はラーメンがゴールだった。
食べ終わって、このあとどうする?コーヒーでも行く?と続きを用意してたなら、話は別。
ラーメンは、彼にとって長い一日の入口の一軒目だった、ということ。
一軒で終わらせる気か、二軒目を温めてたか。そこが、その日いちばん分かりやすい分岐点。

汁跳ねや前髪を、気にかけてくれるか

細かいけど、これが一番ごまかせない。
あなたが麺と格闘して、口の端にスープがついたとき。前髪が湯気でぺたっとなったとき。
彼が、ちゃんとそれに気づいて、さりげなく紙ナプキンを差し出すか。大丈夫?と笑ってくれるか。
自分の丼にだけ集中して、あなたの奮闘に見向きもしないなら、まあ、そういうこともある。
食事中の視線が、丼に向いてるか、あなたに向いてるか。
店のグレードより、この視線の配分のほうが、何倍も正直に脈を語るよ。

ラーメン屋で拗ねて、私は自分で流れを壊した

安く見られた、と勝手に決めつけて不機嫌になった夜

昔、まさにこれをやらかした。
気になってた人との初デートが、こってり系のラーメン屋。
おしゃれな店を期待してた私は、内心で、はぁ?ってなって、態度に出しちゃったの。
返事は素っ気なく、笑顔もぎこちなく。麺も、なんか味がしなかった。
彼が何を話しかけても、うん、とか、そうだね、しか返さなかった。氷みたいな態度だったと思う。
店を出るころには、空気が完全に冷えてた。あれ、全部自分でやったんだよね。

後日聞いた、彼が本当は用意してた続き

その日は、そのまま解散になった。当然だよね、あんな態度じゃ。
だいぶあとに、共通の友達経由で聞いて、胃がすっと落ちた。
彼はあの日、ラーメンのあと、近くの気になってたカフェを予約してたらしいの。二軒目に。
私の機嫌が悪すぎて、言い出せずにキャンセルしたって。
ラーメンは、彼なりに、まず気楽に距離を縮めたい、っていう一軒目の作戦だった。
店のジャンルだけ見て脈なし認定した私は、脈がある側の手を、自分から振り払ってたわけ。マジで猛省したよ。

ラーメンデートを、正しく生かすために

ジャンルより、その一食に会話が乗ってるか

判定の物差しを、はっきり決めておこう。見るのは店じゃない、その席で交わされた中身。
黙々と食べて、味の感想を言い合って、それで終わりなら、距離はまだ遠い。
麺をすすりながらも、くだらない話でげらげら笑えたなら、それはもう十分いいデート。
店が安いか高いかより、その一時間、二人の間に笑いが起きたか。
ラーメンの丼の上でリラックスして喋れる相手なら、その気楽さこそ、長く続く関係の土台になる。

あなたの反応を、次のヒントとして渡す

もし、ラーメン自体は嫌いじゃないけど、初デートとしては少し寂しかった、と感じたなら。
それを、拗ねるんじゃなく、軽く伝えていい。
このお店おいしかった、次はゆっくり話せるとこも行きたいな、って。
責めるんじゃなく、次への期待として渡すの。ここで彼が乗ってきたら脈あり、スルーなら察せる。
不満を飲み込んで、脈なしだと一人で決めつけて去るのが、いちばんもったいない終わり方。
あなたの好みを開示することは、次のデートの精度を上げる投資でもあるんだよ。

替え玉を頼むくらい、肩の力を抜いていい

最後に、ちょっと気楽な話をするね。
ラーメンデートの正解は、脈を必死に読むことじゃなくて、あなた自身が楽しむこと。
きれいに食べようと気を張るより、いっそ替え玉を頼んじゃうくらいの子のほうが、一緒にいて楽しい。
男の人だって、上品に少しだけつまむ子より、うまそうに食べる子のほうに、ぐっとくることが多い。
飾った自分を見せる店より、素の自分が出る店で、ちゃんと笑えるか。
その相性が合う人なら、初デートがラーメンだったことなんて、付き合ってしばらくすれば、笑い話になってるよ。

ラーメンから始まって、うまくいった話

脈なしを疑った友達が、その相手と付き合った

友達の話でしめるね。彼女も初デートがラーメンで、最初はがっかりしてた。
でも彼女は拗ねなかった。むしろ、この店詳しいの?って乗っかって、二人でスープまで飲み干した。
食べ終わったあと、彼のほうから、まだ話し足りないからお茶しよ、と続いたんだって。
彼女いわく、飾らない一軒目だったからこそ、逆に距離が一気に縮まったらしい。
おしゃれな店で緊張しながら探り合うより、汗かきながら笑い合ったほうが、素が出た。
今その二人、休みのたびに新しいラーメン屋を開拓してる。始まりの丼が、二人の定番になったってわけ。
その気楽さは、高い店の緊張感より、ずっと本物に近いよ。

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