同棲したがる彼氏の心理。結婚が近いサインとは限らない

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物件情報のアプリを、彼が嬉しそうにスクロールしてる。
ねえ、この部屋よくない?二人で住むならさ。
画面には、きれいな2LDKの間取り図。
うん、いいね、って相づちを打ちながら。
胸の奥が、なんだかザワッとするんだよね。
一緒に住もう、って彼はもう三回目。
嫌なわけじゃ、ない。…と思う。
なのに、はいって即答できない自分がいる。
あれ。私、なんでこんなに気が進まないんだろ。

彼が同棲に前のめりなほど、こっちの足は引いていく。この温度差、なんなんだろうね。断ったら、私のこと好きじゃないって思われるかな。でも、勢いで頷いていいのかも分かんない。真剣に考えてくれてるのは、たぶん本当。それでも、間取り図を見せられるたび、みぞおちのあたりが、きゅっとするの。

目次

同棲したがる彼氏=結婚が近い、とは限らない

一緒に住みたいって言われると、この人、私と将来を考えてくれてるんだって、ちょっと嬉しくなるでしょ。分かるよ。でもね、その解釈、一回止めてほしいの。同棲を急ぐことが、結婚への本気を意味するとは、限らないから。むしろ、結婚を遠ざける動きになってることすら、あるんだよ。

結婚の練習、っていう無料お試しのプレゼン

一緒に住めば、結婚生活が見えてくるよ。まずはお試しでさ。…この言い方、聞き覚えない?
これ、無料お試しキャンペーンの、宣伝文句とそっくりなの。今なら無料で、本契約と同じ機能が全部使えます、って。魅力的に聞こえるでしょ。実際、彼も悪気なく言ってる場合が多い。
ただね、お試しには、二種類あるの。ちゃんと本契約につながるお試しと、お試しのまま、ずーっと居座れるお試し。彼が持ちかけてるのが、どっちなのか。そこを見ないまま頷くと、あとで泣くことになるんだよね。

彼にとっての同棲は、結婚の全機能を無料で使える状態

言い切るよ。炎上したっていい。
同棲したがる男の何割かは、結婚の全機能を、無料で使いたいだけ。
だってさ、一緒に住めば、彼は何が手に入る?毎日、あったかいごはん。帰れば誰かがいる安心。さみしくない夜。折半になる家賃。…これ、ほとんど結婚生活と同じサービスじゃない。
なのに、支払うものは何もない。結婚に伴う責任も、親への挨拶も、法的な約束も、覚悟も、ぜんぶ払わずに済む。プレミアムプランの中身を、無料のまま味わい続けられる。彼にとって、こんなに得な話、ないんだよ。あなたが払わされてる料金には、気づかないふりでさ。

お試しのはずが、いつまでも本契約に進まない

問題は、ここから。無料でぜんぶ使えちゃうと、人はどうなると思う?
本契約を、結ぶ理由がなくなるの。今のままで、全機能が使えてるんだもん。わざわざお金を払って、正式なプランに切り替える動機が、どこにも生まれない。
だから、同棲したら結婚が早まるって思い込みは、危ういんだよね。逆のこと、しょっちゅう起きてるから。お試しで満足しきった彼が、いつまでも本契約のボタンを押さない。あなたが待てば待つほど、その状態がふつうになっていく。期限もアップグレード条件もない無料お試しに、うかつに申し込んじゃダメ。

なぜ彼は同棲を急ぐのか。本音を分解する

じゃあ、なんでそんなに一緒に住みたがるのか。中身を開けてみると、動機はいくつかに割れる。ぜんぶが悪意ってわけじゃないんだけど、知っておいたほうがいいの。

一人暮らしの家事と家賃が、しんどいだけ

いちばん、身も蓋もないやつ。彼が、一人の生活に疲れてる場合。
自炊が面倒。部屋は散らかり放題。家賃は毎月きつい。そこへ、料理ができて、きれい好きで、家賃を半分持ってくれる人が現れたら。そりゃ、一緒に住みたくもなるよね。
この場合、彼が求めてるのは、パートナーじゃなくて、生活を楽にしてくれる存在。あなたじゃなきゃダメ、なんじゃなくて、条件に合う誰か、でよかったりする。…うん、認めたくないよね。でも、彼の部屋がいつもぐちゃぐちゃなら、一回、疑ってみて。

結婚は重いけど、一人はさみしい。その中間がほしい

もうひとつ、多いのがこれ。彼が、結婚と独身の、いいとこ取りをしたがってるパターン。
結婚は、正直まだ重い。責任を負う覚悟は、できてない。かといって、一人暮らしはさみしいし、不便。その両方から逃げられる、ちょうどいい中間地点。それが、彼にとっての同棲なの。
つまり、目的地じゃなくて、居心地のいい中継地点として、同棲を選んでる。彼はそこに、住み着きたいだけ。結婚っていうゴールへ進む気は、実はそんなにない。ぬくぬくした中間に、腰を落ち着けたいの。

本気で結婚に向けて、一歩踏み出したい場合もある

もちろん、心の底から結婚を見据えて、その第一歩として同棲を持ちかける男も、ちゃんといる。一緒に暮らして、生活のリズムを合わせて、その先の未来を、本気で描いてる人。この場合の同棲は、正真正銘、本契約への大事なステップなの。
同棲したがる気持ちに、性別だって関係ない。女のほうが前のめりなことも、山ほどある。だから、彼が急ぐ=下心、と決めつけるのも違う。要はね、彼のお試しが、本契約に向かってるのか、居座るためのものなのか。

ためらいは、わがまま

女がためらう理由は、たいてい的を射てる

好きな人と一緒に住めるのに、なぜか気が進まない。この違和感、あなどっちゃダメなの。
理屈より先に、体が察してることって、あるんだよね。彼、結婚の話になると、いつもふわっとかわすな。タイミングが、なんか彼の都合に寄ってるな。将来の話、具体的にしたことないな。そういう小さな引っかかりを、あなたの直感が、ちゃんと拾ってる。
気が進まないのは、臆病だからじゃない。まだ申し込むには早い、って、あなたのセンサーが鳴ってるの。その音を、無視しないであげて。ためらいは、欠点じゃなくて、大事なデータだから。

同棲は、解約の手続きを跳ね上げる

もうひとつ、知っておいてほしいこと。同棲って、始めるのは簡単なのに、やめるのが、めちゃくちゃ大変なの。
考えてみて。一緒に住んだあとで別れるとなったら、どうなる?どっちかが部屋を出て、家具を分けて、生活を一から立て直す。引っ越し代もかかる。この、解約にかかる手間とコストが、一気に跳ね上がるんだよね。
で、何が起きるか。別れたほうがいい関係でも、手続きが面倒だから、なんとなく続けちゃう。解約ボタンが押せなくて、ずるずる自動更新。ほんとは満足してないのに、居座り続ける。サブスクの解約を先延ばしにするのと、まったく同じ心理。同棲って、この引き止め効果が、えげつなく強いの。

お試しか、本契約への一歩か。見分け方

彼の持ちかけてる同棲が、居座り型なのか、本契約に向かう型なのか。

結婚の話を、彼から具体的に出すか

いちばん早い見分け方は、これ。同棲の先にある結婚を、彼のほうから、具体的に口にするかどうか。
本契約に向かってる彼は、住む話と一緒に、その先も語るの。一年くらい住んでみて、よかったら籍を入れよう、とか。そろそろ、お互いの親に挨拶しよっか、とか。結婚が、ちゃんと視界に入ってる。
居座り型は、真逆。一緒に暮らす楽しさは、目をキラキラさせて語るくせに、結婚の話になると、急に歯切れが悪くなる。まあ、追い追いね、で、はぐらかす。同棲そのものが目的で、その先が、すっぽり抜けてるの。ここ、ほんとハッキリ差が出るよ。

今のままでよくない?が出たら、答えは出てる

決定打が、これ。あなたが結婚の話、つまり本契約への切り替えを持ち出した時の、彼の反応。
今のままで、よくない?幸せじゃん、二人とも。…この言葉が出たら、もう答えは出てるの。彼にとって、あなたは無料お試しユーザーとして、完璧に満足させてくれる存在。だからこそ、お金を払う本契約に、切り替える気がない。
これ、言い渋ってるんじゃないんだよ。今のままがいい、っていう返事そのものが、彼の結論。何年待っても、その人はアップグレードのボタンを、押さない。冷たいけど、これが現実。

申し込む前に、アップグレード条件を決めておく

見極めがついたら、どう動くか。彼の勢いに流されて即決するのも、気が進まないまま我慢するのも、どっちも違うと思うの。

同棲するなら、結婚の期限をセットで

もし、あなたも彼と結婚を考えてて、同棲に踏み切るなら。始める前に、アップグレードの条件を、決めておいて。
たとえば、一緒に住むなら、一年で結婚するかどうか結論を出す、とか。同棲と、その先の約束を、セットにしておくの。これは、彼を脅すためじゃないよ。あなた自身のために引く、線。無料お試しに申し込むなら、いつ本契約を判断するか、期限だけは先に決めておく。それだけで、だらだら自動更新される未来を、防げるから。
この条件を出した時の、彼の顔。それがまた、いい判別材料になるんだよね。本気の彼なら、いいよって乗ってくる。居座りたいだけの彼は、露骨に嫌がる。ほら、そこで本音が出る。

ためらう自分を、責めて即決しない

たぶん、いちばん大事なのがこれ。
断ったら嫌われるかも。私が結婚に臆病なだけかも。そう思って、慌てて頷こうとしてない?待って。彼が同棲したがってることは、あなたが今すぐ決めなきゃいけない締め切りじゃないの。
彼のペースに、合わせる義務なんてない。あなたの気持ちが追いつくまで、待たせていい。気が進まないなら、その理由がはっきりするまで、保留にしていいんだよ。勢いに飲まれて申し込んだお試しほど、あとで解約に苦労するんだから。

囲い込み、金銭管理、孤立まで来たら、別の話

ひとつ、線を引いておくね。
もし彼の急ぎ方が、あなたを友達から引き離す、お金を管理下に置こうとする、やたら早く既成事実を作ろうとする。そこまで来てたら、もう同棲の話じゃないの。それは、あなたを囲い込もうとするサイン。健全な同棲の持ちかけ方じゃない。
我慢して合わせることが、愛情なんかじゃないからね。あなたの生活や人間関係を、彼の都合で狭めてくる相手なら、距離を取っていい。しんどさが限界なら、信頼できる人に相談していい。焦らされてる、って感じたその勘は、たいてい当たってるよ。

お試しを数年、更新し続けた私と、条件を先に決めた友人

同棲の持ちかけに、片方は流されて、片方は立ち止まった。結末は、くっきり分かれたよ。片方は、私のちょっと苦い過去。

無料お試しを、なんとなく更新し続けた私

何年か前。当時の彼が、熱心に同棲を持ちかけてきたの。結婚の練習になるからさ、まずは住んでみようよ、って。その言葉を、私は真に受けた。深く考えず、期限も決めず、彼の部屋に転がり込んだ。
最初は、楽しかったよ。毎日一緒にいられて。私は、せっせとごはんを作って、部屋を片づけて、家賃を半分払った。彼は、ぬくぬくと、ご機嫌だった。
一年が過ぎ、二年が過ぎ。ある日、勇気を出して聞いてみたの。ねえ、私たち、これからどうするの、って。彼の返事、なんだったと思う?今のままで、よくない?だって。あっけらかんと、そう言われた。
その瞬間、スマホを握ったまま、しばらく動けなかったな。あ、この人、最初から本契約する気、なかったんだ。全機能を無料で使えて、満足しきってたんだって、やっと分かった。みぞおちのあたりが、すうっと冷たくなって、耳が変に熱かった。はぁ…私、二年以上、無料お試しの延長ボタンを、自分で押し続けてたんだよね(泣)。あの時間、返してほしいわ。

本契約の条件を、先に決めた友人

こっちは、友人の話。彼女も、付き合ってた彼から、同棲を持ちかけられてた。ただ、彼女は私と違って、そこで一回、立ち止まったの。
即答しなかった。代わりに、彼にこう言ったんだって。一緒に住むのは嬉しい。でも、その先をちゃんと話してからにしたい、って。同棲するなら、一年で結婚するか決める。その約束ができるなら、住もう、と。条件を、先に、ぴしゃりと出したの。
言った時、心臓がドクドクしたって、あとで笑ってたよ。重い女って引かれるかも、って怖かったらしい。でもね、彼女は、自分のためのその線を、譲らなかった。
彼の反応?…最初は、ちょっとたじろいでた。でも、しばらく考えて、分かった、その覚悟で住もうって、ちゃんと頷いたの。二人は同棲を始めて、約束どおり、一年後に籍を入れた。
彼女が言ってたことが、忘れられない。あの時、条件を出して、彼が嫌がってたら、それはそれで答えだった、って。本気かどうか、住む前に分かったはずだから、と。先に線を引く。それが、彼女を守ってた。あの、引かなかった彼女の背中、ちょっと惚れ惚れしたわ(笑)。私が流された道を、彼女は、しっかり自分の足で選んでた。

同棲したがる彼氏を前にすると、つい、これは私を愛してる証拠かな、断ったら悪いかな、って考えちゃう。彼の勢いに、応えなきゃって焦る。
でも、見るべきはそこじゃないの。彼のそのお試しは、本契約に向かってるのか、それとも、居座るためのものなのか。
同棲したがる=結婚が近い、じゃない。全機能を無料で使えるうちは、本契約のボタンを押さない男だって、たくさんいる。彼が急ぐ理由が、あなたと未来を作りたいからなのか、一人暮らしがしんどいからなのか。そこを、住み始める前に、ちゃんと見極めて。

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