食べ方が汚い男の性格|見過ごしていい癖と別れる理由になる癖

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初デートの居酒屋で、彼の口元から目が離せなかった

三回目のやりとりで、会うことになった人。
話は面白かったし、聞き上手だったし、笑いのツボも近かった。

唐揚げが来るまでは。

彼、口を開けたまま噛むの。
クチャ、クチャって音がして、噛んでる中身が見える。
グラスに手を伸ばしながら、目線が勝手にそこへ行ってしまう。

聞いてる、聞いてる。ちゃんと話聞いてるから
自分に言い聞かせながら、話の内容が半分も入ってこなかった。

極めつけは、皿の周り。
テーブルクロスに、こぼれた米粒と、ソースの跡。
店員さんが下げに来たとき、なんとなく謝りたくなったんだよね。わたしが。

食べ方に出るのは、育ちより想像力

音を立てるのは、他人の存在が視界にないから

クチャクチャ音、すすり音、食器がぶつかる音。
これらに共通してるのは、周りに人がいる前提が抜けてること。

一人で食べるときの動作を、そのまま外に持ち出してる。
悪意はゼロ。でも、目の前の人がどう感じるかを想像する回路が働いてない。

この想像力の欠如は、食事以外の場面でも出るの。
話を遮る。人の予定を確認せずに決める。
食べ方が汚い人が、他の場面でも配慮に欠ける傾向があるのは、根っこが同じだから。

散らかすのは、後始末を誰かがすると思っている

テーブルを汚す、皿の周りに落とす、紙ナプキンを丸めて放置する。
これは、片付ける人の存在を意識してないということ。

店員さんが片付けるから、という発想が根底にある。
一緒に住んだら、これがそのまま家の中で再現される。想像するとゾッとするでしょ。

食べ方が雑な人は、時間の使い方も雑

これは体感として書くけど、けっこう当たる。
食事に集中せず、かき込むように食べる人は、日常の動作全般が急いでる。
丁寧さが必要な場面で、雑さが出る。

逆に、食べるのが遅くて丁寧な人は、他のことも慎重。
食事のペースって、その人の生活のペースなんだよね。

本人に自覚がない場合が、ほとんど

ここが厄介なところ。
指摘されたことがない人は、一生気づかない。
家族が同じ食べ方なら、それが標準として育ってる。

親も友達も言わない。恋人だけが気になってる。
言うのが怖いのは、その人の育ちを否定することになる気がするから。

言えないまま、我慢して別れた話

三ヶ月、外食のたびに消耗していた

唐揚げの彼とは、その後も何回か会った。
彼のことは好きだったの。話してると楽しかったし。

でも、食事のたびに削られていった。
店を選ぶとき、無意識に個室を探すようになった。
知り合いに会わない場所を選ぶようになった。

その自分に気づいたとき、けっこうきつかった。
隠したがってるんだ、わたし。

言えなかった理由が、自分でも情けなかった

何度も言おうとした。
口を開きかけて、やめた。

言ったら傷つく。
育ちを責める形になる。
何より、こんなことを気にするわたしが嫌な女に見える。

言わない理由を並べてるうちに、三ヶ月経ってた。
その間に、気持ちが冷めていったの。彼の何かが変わったわけじゃない。ずっと同じ。変わったのはこっち。

別れ際に、本当のことを言えなかった

別れるとき、わたしが言ったのは、仕事が忙しくて、みたいな嘘。
彼は納得しない顔をしてた。当然だよね。

今でもあれが心残り。
言ってれば、直った可能性があった。
言わずに切ったのは、優しさじゃなくて、こっちの逃げ。

彼はたぶん、次の人にも同じことをやってる。誰も教えないから。
わたしが言ってればって、たまに思い出す。

直る癖と、直らない癖

知らなかっただけなら、直る

箸の持ち方、器を持たない、迎え舌。
これらは、正しい形を教わってこなかっただけの場合が多い。
指摘されて、恥ずかしいと思えば、意識して直せる。

特に、大人になってから気にし始める人は多いの。
仕事で会食が増えたとか、そういうきっかけで直る。
知識の問題だから、伝えれば変わる余地がある。

音を立てる癖は、直すのに時間がかかる

クチャクチャ音は、鼻呼吸ができてない場合がある。
鼻炎や、口呼吸の習慣が原因なら、意識だけでは直らない。

本人が真剣に取り組めば改善する。でも数ヶ月単位。
指摘してすぐ直ることを期待すると、お互いしんどくなる。

指摘して逆ギレするなら、そこが本題

ここが一番の分岐点。
食べ方そのものより、指摘への反応を見て。

そうなんだ、気をつける、と言えるか。
細かい、うるさい、そんなの気にするなよ、と返すか。

逆ギレする人は、この先も指摘を受け入れない。
食べ方だけの話じゃなくなる。
生活のあらゆる場面で、こっちが我慢する側になる。

友人サナが、一言で変えた例

責めずに、事実だけを置いた

サナの彼氏も、音を立てるタイプだった。
彼女が言ったのは、これだけ。
「口閉じて食べてくれると、めっちゃ嬉しい」

汚いとも、直してとも言ってない。
自分がどうなるか、だけを伝えた。

彼、その場で驚いた顔をして、ごめん、と言ったらしい。
そこから、意識して直すようになった。完璧じゃないけど、確実に良くなったって。

好きだから言う、という前提を示す

サナが上手だったのは、タイミング。
食事中じゃなくて、家でくつろいでるときに言った。

食べてる最中に言われると、その場で恥をかかされた形になる。
別の時間に、落ち着いた温度で伝えると、指摘じゃなくて相談になる。

一緒に外食する回数が多いなら、なおさら伝えたほうがいい。
一生黙って我慢するほうが、よっぽど相手を軽く見てるでしょ。

食べ方で判断することを、恥じなくていい

毎日繰り返される動作だから、重い

食べ方が受け入れられない相手とは、長く続かない。

一緒に暮らせば、一日二回か三回。年に千回以上。
そのたびに小さく減っていくものがある。
たかが食事、じゃないの。頻度が異常に高いんだから。

価値観の違いは話し合えるけど、毎日の音は話し合いでは消えない。
だから、これを理由に別れるのは、まったく浅くない。

気になる自分を、変えようとしない

慣れれば平気になるかも、と思って続ける人がいる。
慣れないよ。
むしろ、気持ちが冷めるほど気になるようになる。

最初に感じた違和感は、時間が経つと拡大する。
縮小することは、まずない。

伝えるか、離れるか。放置は選ばない

選択肢は二つしかない。
伝えて、変わる可能性に賭けるか。
無理だと判断して、離れるか。

黙って我慢するのは、どっちでもない。
そして、それが一番相手に失礼だと思ってる。
言われないまま嫌われるのって、彼からしたら理由もわからないまま切られるってことだから。

自分の食べ方も、見られている

最後にひとつ。相手を見てるとき、自分も見られてる。

スマホを見ながら食べてないか。
肘をついてないか。
写真を撮るのに夢中で、料理が冷めるまで手をつけてないとか。

食事の作法って、お互い様の部分がある。
指摘する側になるなら、自分の分も点検しておいたほうがフェア。

あの居酒屋の唐揚げ、味を全然覚えてない。
けっこう良い店だったはずなのに、思い出すのは白いテーブルクロスの染みばっかりなんだよね。

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