確認するね、から九日。カレンダーは白いまま
木曜の夜に送った。
「来週か再来週、ご飯どうですか」
返事は三時間後。
「行きたい! 予定確認するね」
行きたい、が入ってた。
だから安心したの。前向きな返事じゃん、って。
金曜。来ない。
土日。来ない。
月曜、火曜、水曜、木曜。
九日目の夜、カレンダーアプリを開いた。
来週も再来週も、空白のまま。
確認って、どのくらいかかるものなの?
スマホの明るさを最小にして、布団の中でトーク画面を眺めてた。
最後のメッセージが、九日前のまま動かない。
行きたい、の一言が判断を狂わせる
予定確認するねと言う男性が本気かどうか調べる人が迷ってるのは、その前置きのせいだと思う。
行きたい、楽しみ、ぜひ。
ポジティブな言葉がついてると、断られてないと感じる。
でも、その言葉と行動が一致してない。
言葉は前向き、動きはゼロ。
この矛盾をどう読むかで、その後の時間の使い方が全部変わる。
会う気がある人の、確認のしかた
本当に確認する人は、期限を切る
まず、本気の場合を書くね。
会う意思がある人は、確認するねの後に必ず時間軸を足す。
週末には分かると思う。
明日シフト出るから連絡する。
来週の頭には返事できる。
いつ返事が来るかを、相手に示すの。
それは、こっちを待たせてる自覚があるから。
期限が示されない確認は、確認する気がないと考えていい。
三日以内に、結果が返ってくる
時間の目安はこれ。
自分の予定を見るのに、三日以上かかる人はいない。
シフト制の仕事でも、月の予定は前月末には出てる。
家族との調整が必要でも、三日あれば聞ける。
三日を超えたら、確認作業をしてないの。
忘れてるか、優先順位が低いか、どちらか。
候補日を、複数出してくる
返事の質も見るポイント。
その週は無理でした、で終わるか。
その週は無理だけど、翌週の火曜か木曜なら、と続くか。
会いたい人は、代替案を出す。
出さないのは、その日程が流れることを気にしてないから。
店や場所の話が、一緒に出てくる
本気の人は、日程と同時に中身を考え始める。
どこ行く、何食べたい、この店どう。
確認するねの後に、そういう話が続くなら、頭の中でその日が具体化してる。
日程だけで止まってるなら、まだイメージされてない。
九日待って、催促して、流れた話
十日目に、こっちから聞いた
結局、十日目に送った。
「この前の話、どうなりそう?」
返信は、六時間後。
「ごめん、今月ちょっとバタバタしてて。また落ち着いたら連絡する」
落ち着いたら。
その言葉が出た時点で、終わってた。
期限のない約束は、約束じゃないの。
また落ち着いたら、は二度と来ない
その後、三ヶ月待った。
落ち着いた連絡は、来なかった。
途中で、彼のSNSを見ちゃったの。
友達と飲みに行ってる写真が上がってた。
バタバタしてるはずの週に。
(あー、そういうことね)
スマホを置いて、天井を見上げた。
怒りより先に、脱力が来た。
忙しかったんじゃなくて、優先順位がそこじゃなかっただけ。
それは、責められることでもないんだけどね。
行きたい、を信じすぎていた
反省点は、言葉を重く見すぎたこと。
行きたい、の三文字にコストはゼロなの。
書くのに一秒もかからない。
本気度が乗るのは、動作のほう。
日付を出す、店を調べる、予約する。
手間がかかる行為にしか、本気は出ない。
確認するね、を出させない誘い方
最初から、二択で聞く
これが一番効く。
いつ空いてる、と聞くから、確認するね、が返ってくる。
土曜と火曜、どっちが空いてる?
こう聞けば、どちらかを選ぶか、別の日を出すしかない。
確認するね、で保留にする余地が消える。
期限を、こっちから提示する
もうひとつの方法。
確認するね、と返ってきた時点で、こう足す。
「今週中にわかったら教えて」
これだけ。
締切を渡すの。
本気なら守るし、守らないなら、その時点で答えが出る。
待つ側が期限を決めるんじゃなくて、相手に伝えておく。
それだけで、九日間の宙ぶらりんが消える。
先に予約してしまう、という荒業
後輩のリサがやってたやり方。
彼女は、誘う時点で店を押さえてた。
「金曜十九時にこの店取ったんですけど、来れます?」
確認するね、と言う隙がない。
イエスかノーしかないの。
強引に見えるけど、彼女いわく、断られたらキャンセルすればいいだけ。
実際、成功率がめちゃくちゃ高いって言ってた。
催促していいのか問題
一回だけなら、まったく重くない
これは断言する。
三日過ぎたら、聞いていい。
どうなった、と確認するのは当然の行為。
催促じゃなくて、進行確認。
むしろ、聞かないほうが不自然なの。
気にしてない人だと思われて、優先順位がさらに下がる。
二回目の催促は、しない
一回聞いて、また曖昧だった場合。
そこで終わり。
二回目を送ると、追う形になる。
追われた人は、逃げる。
そして、こっちは自分を安く感じ始める。
一回で判定する、と決めておくと楽になるよ。
聞き方は、責めない形で
なんで連絡くれないの、はダメ。
その前の件、どうなりそう?
これだけでいい。
相手に非があると示すと、防御されて言い訳が返ってくる。
情報だけを求める形にすれば、答えが返ってくる。
保留のまま、待ち続けない
空けておいた週末は、戻ってこない
炎上覚悟で書くね。
返事を待ってる期間、予定を空けておくのは損しかない。
わたし、九日間あの週末を空けてた。
友達の誘いも、なんとなく保留にしてた。
確定してない約束のために、確定してる楽しみを手放してる。
これに気づいてない人、けっこう多いと思う。
三日で判定、一週間で手放す
ルールを作っておくと楽。
三日過ぎたら、一回聞く。
一週間過ぎて何もなければ、その話は終わったものとして扱う。
彼の中で保留になってる案件を、こっちが大事に持ち続ける義理はないの。
手放したほうが、次の予定を入れられる。
本気の人は、待たせない
最後にひとつ。
これだけは覚えておいて損がない。
会いたい人を、九日も待たせる人はいないの。
本当に行きたい相手なら、その日のうちに返事を返したくなる。
忘れることもない。
沈黙の長さは、そのまま優先順位。
残酷だけど、けっこう正確な指標だと思ってる。
