ハグの仕方でわかる彼の本気度。形より、その前後を読むほうが早い

  • URLをコピーしました!

駅の改札の前だった。
じゃあね、と言った瞬間、彼が急に腕を回してきた。
一瞬だけ、しっかりと。それから、ぱっと離れて、じゃあ、と手を上げて歩いていった。
私はその場に立ったまま、彼の背中を見送ってた。
今の、どういう意味だったんだろう
コートの袖に、まだ少しだけ体温が残ってる気がして、そこを軽く握ってみたりして。

目次

形だけでは、情報量が足りない

その日の場所や状況にも、左右されている

たとえば、力の強さ。
ぎゅっと強く抱きしめられたら、気持ちが強いように感じる。
でも、その日が久しぶりに会った日なら、誰でも強くなる。人が少ない場所なら、遠慮も減る。寒い日なら、自然と密着する。
逆に、軽いハグだったとしても、人通りが多い場所だった、時間がなかった、彼が照れてた。理由はいくらでもある。
一回のハグの強さで、気持ちの量を測るのは、けっこう無理があるの。
同じ人でも、日によって変わるものだから。

それでも、頭より先に体が出ることはある

とはいえ、まったく意味がないわけじゃない。
たとえば、離す時のタイミング。彼が先に離すか、あなたが動くまで待つか。
あるいは、抱きしめたあとに、少し力が抜けてから離れるか、任務完了みたいにさっと解くか。
そういう細部には、本人が意識してない部分が出る。
ただ、それも一回では判定できないの。何度か繰り返して、初めて傾向になる。
一度のハグを何日も分析するくらいなら、前後の文脈を見たほうが早いよ。

いつ発生するかに、彼の目的が出る

彼が求めた時にだけ起きるなら、それは調達

ここが今日いちばん見てほしいところ。
ハグが発生するタイミングを、思い出してみて。
彼が疲れてる時。落ち込んでる時。二人きりで、部屋にいる時。夜だけ。
つまり、彼が何かを補給したい場面にだけ集中してるなら。
それは、あなたへの気持ちの表現じゃなく、必要なものを取りにきてる動作なの。
悪意があるとは限らない。ただ、あなたが供給元として機能してるだけ、という状態はある。

何でもない場面で出るなら、そっちが本物

逆に、こういうハグ。
台所に立ってる時、うしろから軽く。出かける前に、なんとなく。おはようの流れで、ふっと。
理由がない場面で発生するハグは、目的がないの。ただ、触れたいだけ。
これ、実はいちばん温度が高い。
なぜなら、そこには彼の得るものが特に無いから。求めるでもなく、埋めるでもなく、ただ近くにいる。
何でもない日のハグがあるかどうか。そこを数えてみて。

離れた後に、何が起きるか

ハグが終着点か、通過点か

これも決定的。
抱きしめたあと、彼はどうする?
そのまま次の話が始まる。顔を見て笑う。手を繋いだまま歩き出す。何気ない会話が続く。
これは、ハグが通過点になってる状態。関係の流れの中の、一部分。
一方、ハグの後に会話がない。すぐ黙る。急に距離が戻る。あるいは、そのまま別の展開だけに進む。
その場合、ハグが目的地だったということ。前後が繋がってないの。

離れ際の一言があるかどうか

細かいけど、これも見て。
体を離した瞬間、彼が何か言うか。
また明日ね、とか、気をつけて帰って、とか。次の予定の話でもいい。
言葉が続く人は、あなたという人と関わってる。
無言のまま終わる人は、その瞬間だけで完結してる。
たった一言の有無だけど、繰り返し観察すると、けっこうはっきり傾向が出るよ。

場所も、判定材料になる

人前でできるか、二人きりの時だけか

シンプルな物差しを置いておくね。
外でハグできるか。人が通る場所で、少しでも触れてくるか。
これは、あなたとの関係を隠す気がない、ということでもある。
逆に、二人きりの空間でだけ距離が近くなって、外では他人みたいになる人。
恥ずかしがりや、という説明で片づけられることもあるけど、そればかりとは限らない。
場所によって態度が変わるなら、その落差の理由は、確認しておく価値があると思う。

玄関の前で発生するハグには、意図が乗りやすい

もう一つ。別れ際の場所。
駅、家の前、部屋の玄関。それぞれ意味が変わってくる。
とくに、帰ろうとした瞬間に引き止めるような形のハグ。
それは、まだ帰したくない、という信号であることが多いの。
その後に何が続くかで、その信号の中身が分かる。もう少し話したい、なのか、別の目的なのか。
そこは、あなたが冷静に判断していい部分だから。

私は、強く抱きしめられたことを勘違いした

あの力の強さを、気持ちの強さだと読んだ

昔の話をするね。
まだ付き合ってない人と、二人で飲んだ帰り道。別れ際に、強く抱きしめられた。
本当に、しっかりと。数秒間、動けなかった。
その夜、私は完全に舞い上がった。あんなに強く抱きしめるってことは、そういうことでしょ、って。
帰ってから、その感触を何度も思い出して、ベッドの上でにやにやしてた。今思うと、恥ずかしいんだけど。
私は、腕の力の強さを、気持ちの強さに翻訳してたの。

翌週、彼の態度は何も変わらなかった

オチは、あっけない。
翌週会った時、彼の態度はまったく同じだった。あの夜のことに触れもしない。
連絡の頻度も変わらない。付き合う話も出ない。
そして、その次に会った時も、また同じような別れ方をした。
その時、すとんと落ちたの。彼にとって、あれは特別なことじゃなかったんだ、って。
ハグの前後に、何も変化がなかった。私が見るべきだったのは、あの数秒じゃなくて、その周りの何日間だったんだよね。

触れ方より、確かめ方を変える

一度だけ、こちらから聞いてみる

分からないなら、聞いていい。重くならない形で。
ハグしたあとに、軽いトーンで、なにそれ、どうしたの?と笑いながら。
そこで、なんとなく、で流されるか。会いたかったから、と言葉が返ってくるか。
言葉と行動を並べると、輪郭がはっきりするの。
何日も一人で解釈するより、その場で一言のほうが、はるかに早いよ。

不安なハグには、応じなくていい

関係がはっきりしないまま、体の距離だけが近づいていく状態。
そこに違和感があるなら、無理に合わせなくていいの。
ハグを受け入れることが、関係を進める条件みたいになってるなら、それは順番が逆。
言葉での約束が先で、触れ合いは後からでも遅くない。
待てない人は、その先も待たない。そこは、あなたが決めていい部分だから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次