小文字を使う男の心理|ちいさい文字に隠れた本音

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ぉはよぅ、で手が止まった

マッチングアプリで知り合って、二週間目。
朝、通知が来た。

「ぉはよぅ w 今日も一日がんばろぅね」

親指が止まった。
画面を見つめたまま、五秒くらい固まってたと思う。

悪いことは何も書いてない。優しい内容じゃん。
なのに、うっすら背中がざわっとした。
なんで? 自分でもわかんなかった。

これ、どういう人なんだろう
返信を打とうとして、自分の文体をどうするかで三分悩んだ。
合わせたほうがいいのか、普通に返していいのか。

文字の形に、なぜここまで反応するのか

文面は普通。内容も普通。
でも、なんか引っかかる。

その引っかかりを言語化できないまま、放置するとモヤモヤが続く。
だから調べる。
文字の大きさひとつで人を判断するのは失礼かも、と思いながらも、気になっちゃうんだよね。

小文字を使う人の、いくつかの型

柔らかく見せたい、という調整

一番多いのがこれ。
おはよう、と、ぉはよぅ。
前者は普通の挨拶。小文字にすると、音が小さくなる感じがするでしょ。

彼らは、強く見られたくないの。
男らしさを前に出すと威圧的になると思ってて、それを避けるために文字を縮めてる。
気弱に見せることで、相手の警戒を解こうとしてる。

悪意はない。むしろ気遣いの一種。
ただ、その気遣いの方向が独特なだけ。

年下に見られたい、という願望

小文字の多用は、若い層のネット文化と結びついてる。
それを使うことで、自分も若い側にいると示したい心理が働く場合がある。

特に、年齢を気にしてる人ほど出る。
実年齢と、見せたい年齢のズレ。
文体って、自己申告なんだよね。どう見られたいかが、そのまま出る。

断定を避けたい、という逃げ

これは書いておきたい部分。
そぅだね。ぃぃと思ぅよ。
断定の言葉を小文字で薄めると、意見を出したことにならなくなる。

責任を持ちたくない人が、この形を使うことがある。
はっきり言って揉めるのが怖いから、全部の言葉を弱める。
やりとりを重ねても、その人が何を考えてるのかわからない。そういう相手、実際にいる。

ただの癖で、意味がない場合

高校生の頃からの入力習慣が抜けてないだけ、というパターンもある。
本人は無自覚。周りに指摘されたこともない。

この場合、性格とは無関係。
判定に使うなら、文体以外の材料と合わせないと間違える。

相手によって使い分けているなら、要注意

仕事のメールでは普通の文字。
女性へのメッセージだけ小文字。

この使い分けができる人は、意図的にやってる。
無害に見せるための道具として文体を選んでるということ。
戦略的に弱く見せる人は、他の場面でも計算してる可能性がある。

文体を軽く見て、三ヶ月無駄にした話

優しい人だと解釈した

ぉはよぅの彼と、実際に会った。
物腰は柔らかかった。声も小さめ。
文体そのままの人だな、と思った。

やりとりは続いた。毎日、朝と夜。
全部小文字混じり。
慣れると気にならなくなったの。むしろ、可愛いとすら思い始めてた。

会う約束が、毎回ふわっと消えた

おかしいと思い始めたのは、一ヶ月目。
今度会おぅね、が三回続いた。
日程を出すと、ぅーん、来週は微妙かも、と返ってくる。

断られてはいない。
でも、決まらない。
小文字のせいで、断りの輪郭までぼやけてた。

はっきり無理と言われたら、こっちも判断できたのに。
ぅーん、で流されると、まだ可能性があるように見えるんだよね。

三ヶ月後、彼には本命がいた

共通の知り合い経由で判明した。
彼、他に真剣に付き合ってる人がいた。
わたしは、その隙間を埋める会話相手だった。

知った日、トーク履歴を上から下までスクロールした。
三ヶ月分。
一度も、はっきりした約束がない。全部が、ふわっとしてた。

(ずっと、逃げ道を残してたんだ)
画面の光が目に刺さって、まばたきを何回もした。
文字が小さいんじゃなくて、責任が小さかった。

文体より、確定させる力を見る

日付と時間を、書けるかどうか

判定基準はこれでいい。
文字が大きかろうが小さかろうが、関係ない。
具体的な日にちを書ける人かどうか。

今度、そのうち、落ち着いたら。
この語彙が多い人は、文体に関係なく動かない。
逆に、小文字だらけでも、来週の木曜十九時、と書いてくる人は信用していい。

意見を求めたときの、答え方

どっちがいいと思う、と聞いてみて。
どっちでもぃぃよ、が返ってくるか。
こっちのほうが好き、と言えるか。

選択を委ね続ける人とは、関係が前に進まない。
決定を全部こっちに預けられると、そのうち疲れる。

ネガティブな話題での、文体の変化

面白いことに気づいたの。
言いにくい話になると、小文字が増える人がいる。

ごめん、が、ごめんね…に。
ちょっと厳しぃかも、みたいに。
言葉を弱めることで、衝撃を吸収しようとしてる。

逆に言えば、小文字が増えたときは、何か言いづらいことを言ってるサイン。
文体の変化は、内容より正直かもしれない。

こっちが、どう返すか

合わせなくていい

文体を合わせると距離が縮まる、という話はある。
でも、小文字に関しては合わせなくていいと思ってる。

無理して使うと、自分の言葉じゃなくなるの。
断りたいときに断れなくなる。意見を言うときも弱まる。
文体って、思考の形に影響するから。

普通に返して、それで距離が開くなら、その程度の相性だったってこと。

気になるなら、聞いてしまう

一回、聞いたことがある。
別の人にだけど、なんで小文字なの、と。

返ってきたのは、
「なんか、普通に書くと怒ってるみたいに見えるって言われたことがあって」

そういうことか、と納得した。
過去に指摘された経験が、文体を作ってた。
背景を知ると、印象が変わるの。聞いてみる価値はあると思う。

違和感を、無視しない

文字の使い方に引っかかったなら、その感覚は残しておいたほうがいい。

文体は、その人が世界とどう向き合ってるかの縮図。
断定を避ける書き方をする人は、生き方も断定を避けてることが多い。
たかが文字、と切り捨てて、三ヶ月使ったのがわたし。

差別しろという話じゃないよ。
ただ、最初にざわっとした感覚には、たいてい理由がある。

文体が変わる瞬間を、見逃さない

最後にひとつ。
関係が深まると、文体は変わる。
気を遣わなくなると、素の書き方が出てくるの。

小文字が消えて、普通の文章になったなら、それは心を開いた証拠。
逆に、ずっと同じ調子で、いつまでも柔らかいままなら。
その柔らかさは、あなた専用の演出かもしれない。

あの三ヶ月分のトーク、消す前にスクショを撮った。
なんで残したのか自分でもわかんないけど、たまに見返して、ぉはよぅにため息をつくんだよね。

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