またご飯行きましょうと男性から言われたら?脈ありかは三日で分かる

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男性から帰り際にもらう、またご飯行きましょう。
言われた側と言った側、両方の話を集めてきて、私の答えは一つに決まったわ。
あの一行は、それだけなら、ただのさよなら。
リボンも包装紙もきれいなのに、開けたら何も入っていない箱なのよね。
お店の名前か曜日が一つ入って、ようやく贈り物になる。
見るのは、言われてから三日以内に、どちらかがそれをテーブルに出したかどうかだけ。
三日という区切りは、話を聞いた女性の一人が自分に課したルール。
待つだけじゃなく、自分から曜日を一つ出してみる。
彼が乗ってきたら本物で、返ってこなければ手帳から消せばいい。
迷う時間は、この三日でおしまいにしましょ。

目次

男性からのまたご飯行きましょうは、それだけならさよならの挨拶

脈ありか社交辞令かを、文面だけで見分けるのは無理なの。

言った本人は、今日は悪くなかった程度

正さん、三十四歳。
職場の女性にこの一行を言って、脈ありだと受け取られたことがあるの。
彼の中では、今日のお昼は悪くなかった、という意味しかなかったのに。
翌日、彼女のほうから、いつがいいかと聞かれた。
返したのは、ちょっと予定を見てみる、の一言。
五日たって届いたのが、また今度で、だったそうよ。
彼女の返しはこう。
今度、じゃ日付のところに何も書けないよ。
(うわ、正論すぎて私が言われた気分…)
まさか相手の手帳に書き写されるなんて、正さんは考えてもいなかった。
聞いていて、喉の奥が乾いたわ。
その五日間、彼女の週はまるごと宙に浮いていたんだもの。

口癖で言う男性の、また連絡する

蓮さん、三十一歳。
食事の締めに、またご飯行こう、と言うのが口癖の人。
嫌いじゃない夜にだけ、口にする言葉なんだって。
でも、嫌いじゃないことと、次の日程を決めることは、彼の中で別の話だった。
相手に、いつにするかと聞き返されると、返事は、また連絡する。
(出た、また連絡する…)
その連絡は、たいていその週のうちには行かなかったそう。
本人の言い訳は、忙しくて。
あとで相手の一人に、こう言われたそうよ。
連絡するって、ご飯の約束じゃないからね。
蓮さんはそこで、ようやく知ったのよね。
帰り際のやわらかい一言を、相手は次の約束として持ち帰っていたって。

同じ一行に四つの意味が重なっている

集めた話を並べてみて、正直言って頭を抱えたわ。
同じ言葉に、意味が四つも重なっていたから。
悪くない夜だったね、という締めの一言。
次の日程を決めたい、という確認。
職場でのやりとりを、感じよく切り上げるための決まり文句。
そして、ご飯とは別の目的を切り出すための口実。
この四つが、全部同じ顔をしてやってくるのよ。
見るべきなのは、言われたあとに何が出てきたか。

本気かどうかは、三日以内に店か曜日が出るかで決める

判断の材料は、たった一つで足りるの。

紀子さんが自分に残した三日ルール

紀子さん、三十六歳。
彼女は一度、この一行を社交辞令として聞き流したの。
ところが翌週、相手からお店の名前と、水曜の七時が届いた。
聞き流した自分の判断を、少し疑ったそう。
そのうえで水曜に出かけて、席でこう伝えたの。
あの一言だけじゃ、来る気があるのか分からなかった、と。
彼の答えはこう。
言っただけで終わらせる気はなかった、店を思い出すのに一日かかったんだ。
紀子さんは、その一日の遅れを、気持ちの薄さとは結びつけなかった。
そのかわり、自分に一つ決まりを作ったの。
三日待って、お店も日にちも出てこない一言は、さよならの挨拶として受け取る。
一日の遅れは許すけど、三日の沈黙なら終わり。
言われた瞬間に切り捨てるでも、いつまでも待つでもない線引き、絶妙じゃない?

奈緒さんは同じ一言を三通りに聞き分ける

奈緒さん、三十二歳。
一つ目、別れ際に言うだけで、お店も曜日も出てこない。
二つ目、翌日までに店か曜日のどちらかが付け足される。
三つ目、その場で、何曜なら空いていそうかを聞いてくる。
二回目の食事に行ったのは、二つ目と三つ目の相手だけ。
一つ目の中にも、悪い人じゃなかった夜はあったって。
それでも、奈緒さんの予定にその名前が入ることはなかった。
脈なし認定して騒いだりもしない。
ただ、その人のために週を空けて待つのをやめただけ。

三日後に餃子の誘いが届いた陽太くん

陽太くん、二十六歳。
食事のあと、またご飯行きましょう、と送って、相手の出方を見ていたの。
返ってきたのは、楽しかったです、の一言だけ。
続きがないから、陽太くんはいったん脈なしと決めたのよね。
その三日後のこと。
あの時話した餃子、水曜か金曜で、と相手からメッセージが来たの。
自分のメッセージが背中を押したのか、相手が自分で決めたのか。
そこは陽太くんにも分からないまま。
言えるのは、水曜か金曜の二択のほうが、彼の挨拶より話が早かったこと。
彼はそれに乗って、水曜に会いに行った。
相手から曜日が出た時点で、あの一行は本物になったのよ!

三日を待つ前に、曜日か行きたい店を一つだけ差し出す

三日をただ待つより、こちらから一つ出してしまうほうが早いの。
出すのは、一つだけ。

いつでもを火曜の夜だけに絞った湊さん

湊さん、二十二歳。
相手にこの一行を言われた夜、ワクワクして、いつでも、と返したの。
具体的な話が来たのは十日後で、それも、来週のどこかで、という連絡。
湊さんは、空いている日を三つ返したのよね。
三つとも、その日はちょっと、で返ってきた。
聞いているだけで、胃のあたりが重くなったわ(泣)
気づけば、空き日を差し出しているのは湊さんばかり。
次はやり方を変えて、火曜の夜だけ空いてる、と一つに絞った。
相手は、その一つに乗ってきたのよ。
本気の証拠とまでは、湊さんも言わない。
いつでも、では決まらなかった日付が、火曜の一言で決まったわけ。
選べる日を広げるほど、相手は選ばなくなるのよね。

曜日を出して答えをもらった葵さんと理央さん

葵さん、二十四歳。
相手の一行を、脈を確かめるチャンスとして聞いた人。
その夜のうちに、来週の水曜か金曜なら、と二つ出したの。
相手は金曜を選んで、お店まで決めて送ってきた。
葵さんが見ていたのは、きれいな言い回しより、出した候補を相手が選んだかどうか。
食事はそのあと三回続いて、三回目の帰り際にも彼は同じ一行を言ったわ。
違ったのは、そのあと自分から次の曜日を付け足したこと。
曜日が添えられた夜と、言いっぱなしの夜はまるで違う、と葵さんは受け止めたそう。
二択でも通じたけれど、私なら最初から一つに絞るわね。
理央さん、二十九歳。
男性からこの一行を受け取って、返したのは一文だけ。
来週の木曜、前に話したあのお店で。
相手は、いいね、と答えて地図を添えてきた。
そして木曜、相手は本当に来たの。
振り返れば、自分から何も出さなかった月は、会う日が一度も決まらなかったそう。
決まった月には、自分か相手のどちらかが曜日を握っていたって。

行きたい店の話に相手が乗ってきた七海さん

七海さん、三十歳。
相手の一行への返事は、行きたいお店がひとつあって、だった。
相手は、教えて、と返して、その週の夜を自分から出してきた。
七海さんは、これで脈ありと決めつけはしなかったわ。
ただ、店の名前に相手が乗った、という一点は覚えておいた。
お店の話をきっかけに、食事は続いたの。
ところが、七海さんが店を出さない週は、相手からも店の話は来なかった。
彼の、また、は、七海さんの提案を受け取るための返事に近かった、と彼女は見ている。
それでも、乗ってきた以上、誘いは本物。

言うなら曜日も添えてと彼に頼んだ香織さん

香織さん、三十八歳。
相手の、またご飯行こうよ、に、うん、行こう、と返したの。
すると彼が、一瞬固まったんだよね。
理由はこう。
行こう、まで返されると、その場で店を決めなきゃいけなくなるから。
はぁ…それなら最初から言わなければいいのに(笑)
うなずかれたら困るなら、そもそもなぜ誘うの、と香織さんは首をかしげたそう。
だから、こう頼んだの。
言うなら、曜日を一つくっつけてね。
次の食事で彼の口から出たのは、再来週の木曜、前のお店で。
その夜は同じ一行が、挨拶じゃなく予定として耳に届いたそう。
曜日を足してほしいって、頼んでいいのよ。

男性へ、次の予定がないなら言わない、言ったら翌日までに曜日を足す

ここからは、言う側の話。
意外と、男性の側に悪気はないのよね。

友達にも同じ一行を使っていた透くん

透くん、二十八歳。
友達とのご飯の終わりにも、恋愛の意味なしにこの一行を言う人なの。
ところが、ある相手から打ち明けられたの。
あれ、次の約束として受け取ってたよ、って。
そりゃあ、友達にも恋の相手にも同じ言葉じゃ、聞く側は区別がつかないじゃない。
透くんは、次に会う予定を決める気がない夜には、この一行を言うのをやめた。
代わりに使い始めたのが、今日はここまで、のひと言。
こっちのほうが、相手のその週を待ちぼうけにしなかったそうよ。
予定のない男性が言っていいのは、こっちだけ。

聞く役を相手に押しつけていた夏目さん

夏目さん、四十五歳。
若い頃は、食事の最後に必ずこの一行を言っていたそう。
言えば、その場がきれいに収まるから。
すると何人かが、翌週になって日にちを聞いてきた。
答えられない自分を、夏目さんは忙しさで隠していたの。
その中の一人の言葉がこれ。
聞く役を、こっちに残していかないで。
気持ちよく締めたのは自分だけで、次の段取りは全部相手持ちだったわけよね。
今の夏目さんは、次がない夜には、また、を言わない。
次がある夜は、その場で曜日を一つ口にする。

まだ生きてますかと聞かれた康介さんの後始末

康介さん、四十八歳。
紹介の席での食事で、この一行を口にした人。
そのあと、自分からは連絡しなかった。
十日後、相手のほうから、あの話はまだ生きていますか、と聞かれたの。
返事は、生きてはいるけど、今は動けない。
動けないなら、その、また、は次の人に回したほうがいいですよ、と返されたの。
これには聞いていた私の胸までスカッとした(笑)
康介さんはそこで、自分の軽い一言が相手を十日も待たせたと気づいたの。
それでも癖で、今もつい口から出る夜はあるそう。
そんな夜は、翌日までに日にちか店を付け足す。
足せないときは、訂正の一行だけ送るようにしているって。

何曜が空きやすいかをその場で聞く康さん

康さん、四十一歳。
婚活の食事のたびに、この一行を言ってきた人よ。
言った相手の半分は、二回目に来てくれた。
残りの半分は、来週の候補を聞いた時点で、少し考えます、と返してきたそう。
康さんは今、その考えます、を断りとして受け取っている。
次がある前提で別れると、相手はいつまでも返事を保留できてしまうから。
だから二回目を望む相手には、その場で空きやすい曜日を聞く。
聞いても空かない相手には、もう次の話を振らない。
言うなら曜日とセットで、が男性側の作法よ。

曜日が来なければ、カレンダーから消して自分の週に戻る

自分から曜日を出しても返ってこないなら、あの一行はさよならだったの。

代わりの日が届かなかった真帆さん

真帆さん、二十七歳。
初対面の食事のあと、改札の前でこの一行をもらったの。
ぜひ、と返したきり、店も曜日も決まらないまま。
その週のうちに、自分から、再来週の夜、空いてたら、と持ちかけたのよね。
返事は、その週はちょっと、だけ。
真帆さんは、誘われたのは自分のほうだと信じていた。
でも相手の中では、挨拶を交わした時点で話は終わっていたの。
代わりの日を書かない断り方、地味にいちばん効くやつ…
曜日を出して、代わりが来ない。
答えは、それで出ているわ。

エレベーター前のまたご飯行きましょうを数えない沙耶さん

沙耶さん、二十九歳。
会社の人から月に一度、決まってエレベーターの前でこの一行を言われていたの。
沙耶さんはニコッと笑って、ぜひ、と返すだけ。
自分から日程を出さなかったのは、相手も出さないのを三度見届けたから。
三度目に、来月のどこかで具体的に、と返してみたら、また調整しましょう。
調整の連絡は、それきり来なかった。
それ以来、沙耶さんはこれを食事の誘いとして数えていない。
立ち話を気まずくせずに終わらせるための言葉、という扱い。
脈がどうこう以前に、そもそも誘いじゃなかったわけ。

ご飯のあとにホテルの話を足された凛さん

凛さん、二十三歳。
一度だけ食事をした帰りに、同じ一行をかけられたの。
そのすぐあとに、ホテルの話がついてきた。
凛さんが、ご飯はご飯でいいです、と返すと、相手は、じゃあ付き合おう。
その、じゃあ、の早さったら。
食事は別の目的のための口実だったと受け取って、凛さんは二度目に行かなかった。
引っかかったのは言葉じゃなく、食事以外の場所を当然のように出されたこと。
空の箱どころか、頼んでもいない物を詰め込まれていたようなものよね。
三日待つまでもない話。

曜日を求めて、来なければ区切った芽衣さん

芽衣さん、三十三歳。
同じ人から三回続けてこの一行を聞いて、三回とも日程が決まらなかった。
決める気がないのか、ただ遅いのか、芽衣さんには見えなかったの。
だから四回目は、自分から日を出すのをやめてみた。
その月、食事の話は一度も来なかった。
それで、あの一行を帰り際の決まり文句として扱うことにしたのよ。
そのあと一度だけ、本当に行くなら曜日を一つちょうだい、と送ったの。
曜日は、来なかった。
その夜、芽衣さんはその人を食事の予定から外したわ。
結局、待つ時間を終わらせられるのは、自分の手だけなのよね。
私なら、言われたその夜のうちに、曜日を一つだけ送る。
三日のうちに彼が乗ってくれば、それは本物の誘い。
乗ってこなければ、その名前は手帳から外して、空いた週を自分のために使うわ。

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