職場の男性にいないと寂しいと言われた脈ありより先に見る所

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エレベーターで二人になった時だった。
来週休むんだっけ?いないと寂しいなあ、って。
軽い口調。冗談っぽい笑い方。なのに、扉が開いてフロアに出たあとも、その一言が消えない。
デスクに戻って、パソコンを開いても、指がキーボードの上で止まってた。
え、今の、どういう意味で言った?
嬉しいような、落ち着かないような。この、もやっとした感じの正体を、ちゃんとみておこうか。

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受け取る側の負荷は、彼が想像してるより何倍も重い。

返事に困った時点で、それは合図

判定に迷ったら、自分の反応を見て。
言われた瞬間、どう返すのが正解か分からなくて固まったなら、そこにはもう不均衡がある。
対等な同僚の軽口なら、なんですかそれ、と笑って流せる。
流せなかったのは、流したら角が立つ、という計算が働いたから。
あなたの体が先に、これは扱いを間違えると面倒なやつだ、と判断してるの。
その反応を、考えすぎだと自分で打ち消さないで。

業務時間内の親密さは、コストがゼロ

会社の時間の中では、彼は一円も払っていない

ここ、冷静に見ておこう。
職場で会うのに、彼は何のコストも払ってない。時間は会社が用意してるし、会う口実も仕事が勝手にくれる。
つまり、業務中に生まれる親密さは、驚くほど安く手に入るの。
毎日顔を合わせて、雑談して、そこそこ距離が縮まる。それを恋愛感情だと錯覚しやすい環境でもある。
彼のその一言も、その安さの上に乗ってる可能性がある。
本気度を測るなら、彼が自分の時間を差し出すかどうかで見て。

温度は、勤務時間外にしか表示されない

私はこれを、温度計みたいなものだと思ってる。
社内での親しさは、室温を測ってるだけ。その部屋が暖かいのは、暖房が効いてるから。彼の体温じゃない。
外に出た瞬間、はじめてその人自身の温度が表示される。
仕事と関係ない連絡が来るか。休みの日の予定を作ろうとするか。あなたの都合に合わせて動くか。
社内でだけ距離が近くて、外の話になると急にぼやける人。それは室温が高かっただけなの。
判定は、会社を出てからにして。

既婚者と彼女持ちが、この言葉を選ぶ理由

責任を負わずに、好意だけ受け取れる形だから

言いにくいけど、ここははっきり書く。
彼に家庭や恋人がいる場合、いないと寂しい、はとても都合のいい言葉。
好きだ、とは言ってない。何も約束してない。だから、後から問題にされても、職場の同僚として言っただけ、で逃げられる。
なのに、言われた側の心は動く。彼はノーリスクで、あなたの関心だけを受け取れる。
便利すぎるでしょ。だからこそ、既婚男性がよく使うの。
悪意がある人ばかりじゃないけど、構造として、そうなってる。

職場という密室が、勘違いを育てる

毎日会う。同じ目標に向かう。忙しい時期を一緒に乗り越える。
これ、仲間意識が育つ条件がそろってるの。しかも、家庭や私生活の面倒な部分は見えない。
だから、職場の相手は実物より良く見えやすい。お互いに。
彼が寂しいと言ったのも、恋愛感情じゃなく、その仲間意識の延長かもしれない。
どっちにしても、その言葉一つで彼の中身は判定できない。
判定材料が薄いうちに、こちらが物語を作りすぎないことが、いちばんの防御になる。

私は職場の言葉を真に受けて、居場所をなくした

毎日の親しさを、特別だと読み違えた

昔、同じ部署の男性と、やたら気が合った時期があった。
仕事の相談もするし、休憩も一緒だし、冗談も通じる。彼から、○○さんがいないと調子出ないんだよね、と言われたこともある。
私は完全に、脈があると思ってた。というか、思いたかった。
夜中に、あの言い方はこうだった、と会話を巻き戻して分析してた自分。今思うと、けっこう痛いね(笑)。
一度、思い切って業務外に誘った。飲みに行きませんか、って。
返ってきたのは、いいね、みんなで行こうよ、の一言だった。

その後の半年、フロアの空気が変わった

私はそこで引けばよかった。でも、引けなかったの。
気持ちを伝えたわけじゃない。ただ、態度に出てたと思う。彼と話す時だけ声のトーンが変わるとか、視線とか。
ある日から、彼が一対一の会話を避けるようになった。用件だけ、短く。
それに気づいた瞬間、みぞおちのあたりが、きゅっと縮んだ。フロアにいるのが急に苦しくなった。
彼は何も悪くない。ただ、彼にとっては職場の言葉だったものを、私が別の意味に翻訳しただけ。
それから半年、私はその席に座るのがしんどかった。翻訳ミスの代償って、思ったより高くつくんだよ。

受け取り方と、返し方を決めておく

その場は軽く返す。分析は持ち帰らない

言われた瞬間の対応は、軽くていい。
ありがとうございます、で十分。にこっとして、それで終わり。
深読みして、返しをひねる必要はないの。むしろ、意味ありげに返すと、彼の中で許可が出たことになる。
そして、その言葉を家に持ち帰って何時間も分析するのも、やめておこう。
材料が一つしかない状態で考えても、答えは出ない。出るのは妄想だけ。
判断は、次の材料が来てからでいい。

好意があるなら、外の予定に変換して確かめる

あなたの側にも気持ちがあるなら、確かめ方は一つ。
社内の言葉を、外の予定に変換してみる。
今度そのお店行ってみたいです、と軽く投げる。彼がそこで、日程を出してくるかどうか。
いいね、と言うだけで日付が出ない人は、そこまで。動く人は動く。
これ、駆け引きじゃなくて、単なる確認作業。曖昧なまま何か月も消耗するより、一回で分かるほうが健全でしょ。

不快なら、笑わずに流していい

逆のケースも書いておくね。その言葉が、単純に気持ち悪かった場合。
無理して笑わなくていい。そうですか、と平坦に返して、話題を仕事に戻す。
愛想よく返すと、続きが来る。反応が薄いと、たいていの人はそこで止まる。
それでも繰り返されるなら、その時点で問題は恋愛じゃなくなってる。記録を残して、相談できる窓口や信頼できる人に話しておいて。
我慢して受け流すことが、大人の対応だとは思わない。あなたが毎日通う場所の話だから。

職場から始まった人と、そうじゃなかった人

外の予定に変換できた同僚の話

友達に、職場恋愛から結婚した子がいる。
彼女も似た言葉を言われて、最初は社交辞令だと思ってたらしい。
違ったのは、彼が業務外で動いたこと。彼女が興味を示した展示会に、平日の夜に行きませんか、と自分から日付を出してきた。
しかも、社内では一切それを匂わせなかったって。彼女いわく、そこがいちばん信用できたポイント。
噂になれば不利益を受けるのは女性側だ、と分かってる人だった、と。
社内で騒がず、外で誠実に動く。その温度差が、本気かどうかを教えてくれるよ。

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