自分のプライベートを話す男性心理は何?開示は好意の証拠にならない

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その日、彼は珍しく長く喋った。
実家との関係が面倒なこと。上司と揉めてること。学生時代に挫折した話。
私は相槌を打ちながら、内心そわそわしてた。

この人、こんな話するんだ、って。
私にだけ、話してくれてるのかな
店を出るころには、彼の中の地図がだいぶ埋まってた気がした。
なのに帰り道で気づく。今日、私は自分のこと、ひとつも話してない。

自分のプライベートを話す男性、心を開いてくれた証拠だと受け取りたいよね。

目次

話すこと自体は、好意の証明にならない

吐き出したいだけの相手が、男には必要

まず、身も蓋もない話から。
男の人って、同性同士で弱音を吐かない文化の中で育ってることが多い。
仕事の愚痴も、家族の悩みも、男友達には言いにくい。言えば、面倒なやつだと思われる気がする。
だから、聞いてくれる女性に向けて出口を作る。
その出口は、恋愛対象である必要がまったくないの。むしろ、利害のない相手のほうが話しやすい。
つまり、あなたに話したのは、あなたが話しやすい人だったから。それ以上の意味は、まだ確定してない。

本命には、逆に格好をつける人もいる

ややこしいのが、その逆もあること。
本気で気になってる相手の前では、弱いところを見せたくない。だらしない部分を隠す。
だから、あえて悩みを言わない人もいる。
つまり、弱音を見せない相手が脈なしとも限らないわけ。
開示の有無だけで測ろうとすると、両側から混乱する。
測るなら、開示そのものじゃなく、その会話がどっちに流れたかを見て。

窓が片方だけか、両方開いたか

あなたへの質問が、返ってきているか

これが決定打。
彼が自分の実家の話をした。そのあと、あなたの家族はどんな感じ?と聞いてきた?
仕事の悩みを話した。そのあと、そっちの職場はどう?と振ってきた?
知ってほしい相手には、人は必ず知りたがるの。開示は、たいてい交換のために出される。
逆に、質問がゼロなら、それは交換じゃなく放出。
彼が窓を開けて中を見せてくるのに、あなたの家の窓には一度も目を向けない。それって、見せたいだけでしょ。

一方通行なら、あなたは聞き役として需要がある

一方通行の関係が続くと、役割が固定されていく。
彼にとってあなたは、話すと楽になる相手。会うと気持ちが軽くなる存在。
これ、需要としてはかなり高いの。だから頻繁に連絡が来る。長時間会ってくれる。
そこを脈ありと読み違えると、いちばんややこしいことになる。
必要とされてるのは本当。でも、必要とされてる部署が、恋愛じゃないかもしれない。
連絡の多さで判断せず、その連絡の中身が、彼の話ばかりじゃないかを見て。

開示には、三つの種類がある

自慢系は、あなたを鏡として使っている

一つ目。仕事の成果、収入、人脈、過去のモテ話。
これは開示に見えて、承認欲求の放出。
彼が欲しいのは、あなたの理解じゃなく、すごいね、という反応。
つまりあなたは、彼が自分を映すための鏡として座らされてる。
このタイプが延々と続く相手は、恋愛に発展しても、同じ役割を求められることが多い。
相手を褒めるために存在する関係は、けっこうしんどいよ。

愚痴と弱音は、カウンセラー枠になりやすい

二つ目。仕事の悩み、人間関係、家族の問題。
これは感情の処理。話して楽になりたい、というやつ。
ここが厄介なのは、話す側も聞く側も、距離が縮まったと錯覚しやすいこと。
実際には、あなたが彼の感情を引き受けてるだけ、ということが起こる。
そして、この関係が固まると、抜け出すのが難しくなる。彼にとって、あなたは代わりのいない相談相手になるから。
恋人にはならないけど、手放しもしない。いちばん動きにくい位置なの。

日常と未来の話だけが、恋愛のほうを向いている

三つ目が、いちばん見落とされてるやつ。
週末なにしてたか。実家の飼い犬の話。子どもの頃によく行った場所。いつかこういう暮らしがしたい、という話。
悩みでも自慢でもない、どうでもいい日常と、これからの話。
これが出てくる相手には、彼は自分の生活を共有しようとしてる。
悩みを話すのは出口が欲しいから。日常を話すのは、そこに一緒にいてほしいから。
彼の話がどのジャンルに偏ってるか、思い返してみて。答えは、たぶんそこにある。

誰にも言ってないんだけど、を信じすぎない

特別感を作る、いちばん効率のいい一言

これ、言われたことある人が多いと思う。
この話、誰にもしてないんだけどさ。
言われた瞬間、こちらの距離感が一気に縮まる。私は選ばれた、という感覚が生まれる。
無意識で言ってる人もいるし、効果を分かってて使う人もいる。
残念だけど、まったく同じ話を、別の相手にも同じ前置きで話してるケースは普通にあるの。
その一言を、脈ありの決定打として扱わないほうがいい。判定材料としては、あまりに安いから。

元カノの話は、あなたの反応を見られていることがある

もう一つ、扱いに注意がいるのが元カノの話。
単なる愚痴として話してる場合もあるけど、あなたの反応を測ってることもある。
嫉妬するか。動じないか。恋愛の話題にどう乗ってくるか。
そこであなたが強く反応すると、彼の中で、この子は自分に興味がある、と確認が取れる。
だから、元カノの話が出たときは、内容より、彼があなたの表情を見てるかどうかを見て。
視線がこっちに来てるなら、それは報告じゃなくて観測だから。

私は、カウンセラー枠で二年固定された

特別だと思って、聞き役に徹していた

昔、まさにこれをやった。
仲良くなった人が、会うたびに悩みを話してくれた。仕事のこと、家のこと、将来の不安。
私は嬉しかったの。こんな話、他の人にはしないんだろうな、と思ってたから。
だから、いい聞き役でいようと必死だった。否定しない。話を遮らない。自分の話は、後回しにする。
気づけば二年。彼の人生は隅々まで知ってるのに、彼は私の実家がどこかも知らなかった。
帰り道、なぜかいつも肩が重かったのを覚えてる。理由は、当時は分からなかった。

お前には何でも話せる、と言われた日

終わりは、あっさり来た。
彼に彼女ができた、と報告された。しかも、私が知らない子。
そのあと、彼が笑いながら言ったの。お前には何でも話せるから助かるわ、って。
その瞬間、のどの奥がざらっとした。褒め言葉として言われてるのに、まったく嬉しくない。
あれは、あなたは私にとって恋愛の外にいます、という宣言だったんだよね。
二年かけて、私は自分でその席を作って、自分でそこに座り続けてた。

窓は、二つ開けないと風が通らない

同じ深さで、開示し返す

やることは一つ。聞き役をやめて、こちらも同じ深さの話をする。
彼が実家の話をしたら、うちもね、と自分の家の話をする。悩みを聞いたら、私も最近こういうことがあって、と返す。
遠慮しなくていい。むしろ、これが最良のテストになる。
あなたの話に、彼が興味を示して質問を重ねてくるなら、その関係は双方向になれる。
上の空だったり、話をすぐ自分に戻したりするなら、需要は聞き役だった、と分かる。
どっちにしても、一回で判定できる。何か月も観察してるより、ずっと早いよ。

聞き役をやめたら、関係が動いた友達

友達に、これを実行した子がいる。
彼女も、いい相談相手のポジションで止まってた。
ある日、彼がまた愚痴を話し始めたとき、彼女は途中で、実は私も今それどころじゃなくてさ、と自分の話を始めたらしい。
彼は一瞬きょとんとして、それから、ちゃんと聞いてくれたって。
その日から、やり取りの中身が変わった。彼女いわく、私が黙って受け止めてる限り、彼は喋り続けるだけだったんだよね、と。
二人は今、付き合ってるよ。

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